マンガで分かるリアル脱出・謎解きゲーム
というわけで、リアル脱出・謎解きゲームについて、マンガで解説しました。
ちなみに「リアル脱出ゲーム」という名称は、リアル脱出ゲームの最大手であるSCRAPさんという会社の登録商標なのだそうです。
そのため他の会社さんは、大半が「ちょっと違った名称」を使っています。
「体験型脱出ゲーム」とか「ドラマチック謎解きゲーム」とか。バリエーションすごい。
そんなわけで、こちらでも「リアル脱出・謎解きゲーム」という、色々組み合わせた名称で解説いたしました。
まぁ結果的に「どの名称でも結局同じこと」なのでご安心ください。
さてマンガにもあるように、脱出ゲームにはさまざまなタイプがあります。
おさらいになりますが、見てみましょう。
◆ ルーム型
たとえば「牢屋」であったり「屋敷」であったり、そういうリアルな現場を再現した謎解きゲームになります。
脱出ゲームの由来はパソコンゲームだったのですが、その原点を忠実に再現したものになります。
みなさんが考える「脱出ゲーム」に一番近いのがこのタイプです。
制作者サイドから考えると、実はこのゲームタイプ、とても大変です。
・内装にお金も時間もかかる
まず何より、現場の内装を、それっぽくしなければなりません。
そのための内装費、また建築期間がすごいことになります。
必然、その場所を「所有」や「長期賃貸」しなくてはなりません。大変です。
・参加人数が限られる
さらに参加人数が、多くても10人くらいまでになります。
一つの部屋にあまり多くは入れないからです。
くわえて「全員で一つの謎を解く」ために、あまりに多すぎると、「何にも関われないまま終わってしまう」ということにもなりえるため、やはり最大人数が決まっているようです。
・変更が効きづらい
くわえて内装に手間が掛かっているため、別の形に変更しづらくなります。
大変です。
手間と費用ばかり掛かり、それでいて人数限界があるため、あまり多くのお客さんを入れられない…。
主催者側からすると、かなりハードです。
このタイプのゲームをたくさんたくさん作られているSCRAPさんは本当にスゴイと思います。
◆ ホール型
そしてホール型。
こちらは教室のような大きな部屋に、たくさんのテーブルを配置して、そのテーブルで、主に紙に書かれた謎を解くタイプになります。
ある意味、学校の試験に近いような感じです。
一つのテーブルには4~6人が座ることになり、それで一つのチームです。
このチームが4~20ほどあり、最大では100人前後の人が同時にプレイします。
チームごとに運命共同体となり、それぞれに成功・失敗がありえます。
よってものすごく慣れている人と一緒のチームになると、それだけでラッキー的にクリアしやすくなります。
とはいえ、あまりに慣れている人ばかりだと、自分自身の活躍の場がなくなるため、痛し痒しではあるのですが。
こちら、主催者側からすると、結構メリットが多い公演です。
・内装費がそんなにかからない
主にテーブルで行うため、あまり会場の内装に凝る必要がありません。
それこそレンタル会議室やレンタルルームなどで、単発的に行うことができます。
・人数を多く入れられる
複数のチームが同時にプレイするために、お客さんを多く入れることができます。
・変更が効きやすい
あまり内装に凝ることがないため、一日だけ、一週間だけ、みたいな公演も可能です。
色々な意味でフレキシブルです。
そのため、大半の会社や団体が行っているのが、この「ホール型」のタイプとなります。
もちろん、だからといって「手抜き」とかではなく、そのぶん、ナゾそのものに集中できるため、謎解きとしての質がかなり高い公演が増えています。
初心者の方は、とりあえず試しに、大勢で楽しめる「ホール型」に行ってみて、気に入るようなら「ルーム型」に行く…などもオススメです。
特にルーム型の場合、最大で10人くらいとなるため、その回によっては「人数が集まらなくて、一人や二人の参加では公演できない」ということも多々あります。
しかしホール型の場合、人数が100人前後となるため、「誰もいない」ということはほとんどありません。
よって参加人数が少なくなっても、きちんと公演が行われますので、そういう意味でも安定して参加できます。
どちらにせよ、試しに参加してみてくださいね。
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